痴漢対策ができる缶バッジで痴漢を未然に防ぎ、子どもを性暴力から守る社会を実現!
  1. 【特設ページ】学生に知ってほしい痴漢の真実

【特設ページ】学生に知ってほしい痴漢の真実

【特設ページ】学生に知ってほしい痴漢の真実

悪いのは100%痴漢加害者です。被害者は悪くありません。

このサイトでは、痴漢に遭わないように回避する方法や対処方法をお伝えしていますが、もし痴漢にあってしまったとしても、被害にあったときに対処ができなかったとしても、それは被害者の落ち度ではありません。回避や対処方法を知らなかったからといって(または、その手段をとれなかったとしても)、被害者が責められるべきではありません。
痴漢は犯罪です。悪いのは犯罪の加害者であって、被害者ではありません。
被害を相談された時に「そんな短いスカートをはいているから」と被害者の服装をあげつらったり、「なぜ、そんなところにいたの?」と被害者の行動を問題視するような発言は、被害者をひどく傷つける行為です。セカンドレイプにあたります。

動画やこのページでお伝えする知識で、痴漢犯罪に対する知識を深め、回避や対処によって被害を最小限にできることを望んでいます。

ラッシュ時間帯の電車内と駅構内で多発!

警視庁が発表するデータによると、痴漢は電車で45%、駅構内で19%が発生しています(2020年12月11日 発表)。

2020年は、コロナ禍で全国休校や休業があったため、例年より電車内の痴漢発生が低い傾向にあります。

時間別発生状況を見ると、夜が多いのですが、朝7-8時に発生件数が増えています。

明らかに、ラッシュ時の電車内で痴漢が多発しているのがデータから読み取れます。

痴漢は「普通の人」!?

 警察庁が2011年3月に発表したデータによると、痴漢加害者は

  • 30代が多く、40代、20代と続く
  • 半数以上が会社員。有職者が70%以上を占めます。
  • 大学卒以上が33.2%
  • 結婚している人が28.1%

です。

 つまり、一見、普通に見える人が痴漢行為をしているのです。

同意なく触られたら拒否していい。

 最近、“プライベートパーツ”という言葉が広がってきています。水着で隠れる部分(胸、お尻、性器)+口は、生命に関わる大切な場所だから、勝手に触ったり、見たり、触らせたり、見せたりしてはいけないと子どもに伝えられています。

もちろん、プライベートパーツは大切です。でも、忘れないでください。あなたの身体も心も全てが大切です。

プライベートパーツ以外でも、勝手に触られたら相手が誰であろうと拒否する権利があります。「嫌だ」と拒否の姿勢を表示しましょう。

被害にあうのは女性だけではありません

痴漢の被害者は、10〜20代の女性が多いのは事実です。けれど、実際は誰でも被害に遭う可能性があります。
年齢も性別も容姿も関係ありません。小学生でも高齢者でも、女性だけでなく男性も被害に遭います。

偶然? それとも痴漢? カンタンな識別方法

痴漢被害にあった子の多くは、すぐにアクション(声を出す、手で振り払う など)を起こせません。
理由のひとつに、身体に触れてくる手が「偶然なのか? 痴漢なのか?」すぐに判断できないというのがあります。
覚えておいてほしいのは、「偶然、手がぶつかってしまった場合、その人は二度とぶつけないように気をつける」ということです。
もし、電車の揺れにあわせて二度、三度と当たってくる手や指があったら、それは偶然ではありません。痴漢です。

回避〜痴漢になるべくあわないために

なるべく痴漢にあわないために、できることがあります。痴漢を回避するための方法をお伝えします。痴漢加害者は、「この子は、おとなしくて痴漢をしても黙って我慢しそうだ」と(勝手に)判断して触ってきます。絶対に痴漢を許さないぞ!! という意思を周囲に判らせるのが大切です。

ホームで痴漢抑止バッジを装着

当センターが販売している「痴漢抑止バッジ」には、「痴漢は犯罪です。私たちは泣き寝入りしません」と書かれています。痴漢加害者は、黙って我慢しそうなタイプを選んで痴漢行為をしてきます。だから、痴漢に対して断固とした手段を取ると意志表明しているタイプは避けます。

痴漢抑止バッジはクリップ式なので、電車に乗る前にカンタンにカバンにつけられます。イラストのように、後ろに立っている人に見えるように付けるのがポイントです。

乗車前に周辺チェック!

痴漢常習者は、電車に乗る前にターゲットを物色しています。電車に乗る前に、周囲に挙動不審な人がいないか確認しましょう。

  • 電車が来たのに乗らない
  • キョロキョロと辺りを見回している
  • 女性を目で追っている
などは要注意です。「なんか、おかしいな」と感じる人が近づいてきたら、他の乗車口に並び直すのをお勧めします。

電車内の立ち位置に注意

電車のドア付近、連結部分は痴漢が多発する場所です。混みやすく、痴漢がしやすいのも理由のひとつです。他にも、

ドア付近:電車を降りる時に触っていく痴漢がいる。駅に着いたらすぐ逃げやすい
連結部分:隅に追い詰められると、他の乗客から死角となってしまい、痴漢しやすい
などという理由があるからです。

ラッシュ時は大変ですが「奥に行かせてください」と声をかけて、車両中央に行く方が安全度は高いです。

立ち姿勢にも気を配ろう!

痴漢加害者は、大人しくて自身がなさそうに見えるタイプを狙ってきます。一度でも痴漢にあってしまうと、電車に乗るのが怖くなってしまうでしょう。

ビクビクして背中を丸めて縮こまっていると、痴漢に狙われやすくなってしまいます。
怖くても、背筋を伸ばしキリっとした表情をするだけで、雰囲気が変わります。自信があって気の強いタイプに見えるように振る舞ってみてください。

対処〜痴漢にあってしまったら

もし、痴漢にあってしまったら、なるべく早い段階で対処をしましょう。怯えて固まっていると、痴漢行為がエスカレートする可能性があるからです。
ドラマやマンガのように、相手の手をつかんで「この人、痴漢です!」と大声で叫ぶ必要はありません。もちろん、そうやって周囲の人に助けてもらい、加害者を警察に突き出すことができればそれもよいやり方です。でも、多くの場合、怖くて大きな声は出せなくなります。加害者を捕まえるより、今、起きている被害から自分の身を守ることを最優先してください。

手でふりはらう

触られて嫌だと思っていることを、できるだけ早く相手に判りやすく表現しましょう。「偶然かな?」と思って我慢していると、もっとひどいことをされる場合があるからです。

  • 手で振り払う
  • 身体の向きを変える(変えようとする)
  • 舌打ちをする。
  • 相手をにらみつける
  • カバンでガードする など

声を出す

大きな声を出す必要はありません。

周囲の2〜3人に聞こえるくらいのボリュームで「あたってます」「やめてください」と言ってみましょう。呟くように言うだけでもいいです。隣りの人が「えっ? 何?」と思ってキョロキョロしてくれたら、痴漢も行為を止めるでしょう。もし、それでも止めてくれないのなら「手があたっています」と言いましょう。
それでもまだしつこく触ってくる痴漢がいたら「痴漢とまちがわれますよ?」と言ってやってください。痴漢に対して「痴漢!」というと、加害者が逆ギレしてくるケースが多いからです。逆ギレした痴漢は「やってない!」「冤罪だっ!」「示談金、目当てだろう」などと大声で被害者を恫喝してくる場合があります。痴漢されたうえに、罵倒されるのは理不尽です。自分の身と気持ちを守ることを最優先しましょう。
他の言い方として「(足を踏まれたふりで)痛いっ」とか、「お父さんっ!(近くにいるふりで呼ぶ)」などもあります。言いやすい言葉を友達と考えてみてください。

痴漢から離れる

痴漢にあった時、一番よいのは、痴漢から離れることです。

混でいる電車の中では難しいですが、周囲に「奥にいかせてください」と声をかけて移動できるのなら、移動しましょう。駅についたら、一旦、降りて車両を変えるのもひとつの方法です。


被害を目撃したら

もし、痴漢被害を見かけたら、被害者を守るために行動を起こしてください。加害者を捕まえるのは難しい場合でも、被害者を守ることはできます。

例えば、知り合いの振りをして「おはよう!」「久しぶり!」と被害者に声をかけてみてください。被害にあっている子は、1人ぼっちじゃない。近くに見守っている人がいるのだと示すことが被害者を守ることになります。

痴漢ってどんなこと?

電車内の痴漢を「洋服の上から、ちょっと触るだけ」くらいに考えている人は多いです。実際は、さまざまなタイプの痴漢行為があります。痴漢だとバレないように、バレたときも言い逃れができるように、逃げやすいように痴漢してくる悪質なケースも多いです。どんな形であれ、自分が嫌なことをされたら拒否する権利があります。それを覚えておいてください。

偶然を装って胸や尻を触る

電車の揺れにあわせて、手の甲や掌で触ってきます。「偶然かな?」「混んでいるから、しかたないのかな?」と思って、我慢していると何度も触って(ぶつけて)きます。中には「この子は、触っても抵抗しない」と判断して、もっと大胆にひどいことをしてくる痴漢加害者がいます。偶然を装っていても、3回触って(ぶつけて)きたら、痴漢と判断して間違いありません。早めの対処がよりひどい被害を防ぐと覚えておいてください。


すれ違いの時に胸や尻を触る

電車のドア付近に立っていると、降りていく乗客がサッと触って人混みに紛れ逃げていくパターンが多いです。乗り下りの便利を考えて、ドア付近に立ちたくなりますが、痴漢被害を避ける点からいえば、車両の中央に進んだ方が安全性が高いです。

混雑している電車では「すみません、奥に行かせてください」と声をかけると、車両中央へ移動しやすくなります。降りるときも「降ります」と言えば、通してもらいやすいです。

腕組みの下から触ったり、空席なのに密着する

座席に座っているとき、必要以上に密着してくる痴漢がいます。腕組みをして、周囲から見えないようにガードしながら、指先で胸をつついたり触ってきたりします。または、カバンで目隠しをして足を触ってくる痴漢もいます。

カバンでガードする。手で振り払うなどで「嫌だ」という意思を示しましょう。席を立って痴漢から離れるのもオススメです(せっかく座れたのに、痴漢のせいで立たなきゃいけなくて悔しいけど……)。

スカートの中に手を入れる

スカートの中や、セーラー服の裾から手をいれてくる痴漢がいます。

明らかに痴漢なので、すぐ、自分の身を守るための行動を起こしましょう。

手でふり払う。肘てつをする。声を出す。その場にしゃがみこむ。痴漢から離れる。自分ならどうする? を事前に考えておくとよいです。


股間を押しつける

股間を押しつけたり、擦りつけてくる痴漢がいます。両手でつり皮をつかみ「痴漢していません」というそぶりをみせてくるのが、パターンです。

肘てつをする。痴漢から離れる。「あたってます。やめてください」と冷たい声でいう。など、できそうな行動をとりましょう。

衣服を切られる

カッターやハサミで、スカートや洋服を切る痴漢もいます。器物破損に当たります。一歩、間違えば傷害事件になる可能性もあることから、警察が(痴漢行為に比べると)厳しい取り締まりをしてくれる可能性があります。警察に届けることをお勧めします。


卑猥な画像を見せられる

スマホのシステムを使って、見知らぬ人が卑猥な画像を送りつけてくるケースがあります。

iPhoneのAirDropの受信設定が「すべての人」になっていると、見知らぬ人からの写真を受信してしまいます。普段は「受信しない」に設定しておき、必要な時だけ「連絡先のみ」に切り替えることを推奨します。


カバンやポケットに使用済みの避妊具を入れられる

カバンやポケットに使用済み避妊具(コンドーム)を入れる痴漢がいます。カバンのファスナーはしっかり閉めておいて、できる予防をしましょう。
フード付きのパーカーを着ていて、フードに入れられたケースもあります。

 


体液をかけられる

持ち物や洋服に体液を掛けてくる痴漢がいます。迷惑防止条例違反(痴漢)に該当するのはもちろん、器物損壊罪(体液をかけられた衣服は二度と使用したくなくなるため)に問われる場合があります。警察に届け出れば、加害者のDNAが証拠となります。


盗撮をされる

エスカレーターで高低差を悪用して盗撮されるケースが多いです。エスカレーターでは、前を向いて乗るのではなく、イラストのように斜めに立つことで盗撮されにくくなります。

今は超小型カメラが市販されており、靴にピンホールを空けて盗撮する悪質な痴漢もいます。電車内で足をスカートの下にねじ込んできたり、カバンを差し込んでくるような人がいたら、盗撮の可能性があります。逃げてください。

被害にあって苦しんでいるあなたへ(相談先・通報先)

 痴漢被害にあっても、声を上げられなくても、自分を責めないでください。見知らぬ人に触られたら声を上げられないのが普通です。誰か相談できる人を探してください。親でも、先生でも、友達でもいいです。支援センターに相談もしてみてください。もし、何もできなくてもどうか自分を責めないでください。あなたは何も悪くありません。

相談先1:性犯罪被害相談電話

短縮番号 #8103(ハートさん)

24時間365日対応

(土日・祝日 および 17:45〜9:00は当直が対応)

ダイヤルすると発信された地域を管轄する各都道府県警察の性犯罪被害相談電話窓口につながります。

相談先2:性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター

短縮番号 #8891(はやくワンストップ

※発信された地域により対応時間が異なります。

性犯罪・性暴力に関する相談窓口です。

産婦人科医療やカウンセリング、法律相談などの専門機関とも連携しています。

通報先1:警察

110(ひゃくとおばん)

痴漢にあったら、痴漢行為を見かけたら、ためらわずに110してOKです。電車の中からでも通報できます。

通報先2:警察への相談

#9110(警察相談専用電話)

被害に遭って時間がたってから警察に通報したい時には、#9110に電話ができます。
また、各地の鉄道警察隊に相談が可能です。上記で鉄道警察隊の連絡先を尋ねてください。


 痴漢抑止活動センター 

電話番号:06-7898-7808

受付時間:10:00〜17:00

定休日 : 土・日・祝

所在地 : 大阪市城東区関目5-13-15‐305 

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