痴漢対策ができる缶バッジで痴漢を未然に防ぎ、子どもを性暴力から守る社会を実現!
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痴漢抑止バッジ デザインコンテスト yuhyuh__さんの作品

デザイナー:yuhyuh__さん

デザインコンセプト

・「泣き寝入りしません」だと、「弱さ」を強調してしまっているように感じられる。

かわいらしい絵柄も同じ理由で良くないと考えた。

そういったデザインは、付けやすい一方で、なめられてしまう危険性がある。

そのため、シンプルながらも、痴漢をビビらせるような文言にした。

・「かわいらしい」デザインを避けるしても、デザイン性に優れる必要はあると考える。

この案では、女性から見て「かっこいい」と思えるデザインを目指した。

・シンプルなデザインにしたことにも、理由がある。

痴漢抑止バッジについて、まだご存じでない方もいると思う。

初見の方でもバッジの意図が伝わるよう、文字数の少ない洗練されたデザインにした。

・被害者/周りの人と分けることは避けたかったので、誰もがつけやすいデザインにした。

理由は2つある。

①性別(セクシュアリティ)や年齢に関係なく、誰でも被害者になりうるから。

②痴漢されにくい年齢や性別の方でも付けやいデザインにすることで、自分以外の人が被害者となることへの抑止効果が図れるため。

これは、バッジをつけること自体に抵抗がある人に対して、周りの人たちがその“代わり”となれるのである。

それは例えば、より酷いことをされるのではないかと考えてしまったり、同じ学校・職場といった知り合いからの目を恐れ、バッジを付けられない人もいるからである(そしてそれは、全然悪いことじゃない)。


プロジェクトへのメッセージ

まず、このような発表の機会を与えてくださって、ありがとうございます。私自身、デザインを考える中で、解決のためには何が必要なのか再考するきっかけとなりました。

今の日本には、痴漢(性暴力)だけでなく家事労働の価値が無視されるなど、多数の女性問題があります。しかしその問題の多くは、「男性」によって引き起こされており、本来ならば「男性」問題とでも言うべきものです。

それにもかかわらず、恋人やパートナー・父親といった身近な人からに対し性被害の体験を訴えた時、無理解やまるで興味が無いかのような反応を受けることがあります。例えば、自衛を諭すなど被害者が悪いかのような発言や、性暴力を受けたこと自体を頑なに認めないことなどです。

でも、そんな社会に絶望しないでほしいと思います。味方は年齢・性別問わず少なくはないはずです。それを顕在化させるために、今回のバッジは役立つに違いないです。同じ社会で暮らしているのだから、その中で生じる差別といった問題は全員の問題。このプロジェクトをきっかけとして、痴漢以外の問題に対しても、輪が広がっていくことを期待します。女性を支配の対象とか、モノとして見るのではなく、(恋愛関係以外でも)「対等な人間」として良い関係が築けるようになることを、切に願います。


yuhyuh__さんプロフィール:https://crowdworks.jp/public/employees/764487

 痴漢抑止活動センター 

電話番号:06-7898-7808

受付時間:10:00〜17:00

定休日 : 土・日・祝

所在地 : 大阪市城東区関目5-13-15‐305 

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