JR赤羽駅で痴漢抑止バッジの配布を行いました。
主に下校中の女子高校生、女子中学生、高学年の女子小学生を対象に声をかけてみました。
反応してくれるのは、やはり痴漢被害を受けたことのありそうなおとなしめの子が多かったです。痴漢にあっていない子は素通りか、「大丈夫です」ときっぱり言って通り過ぎました。
もしも、もっとおしゃれなデザインなら、この年代の女の子達にも興味を持って受け取ってもらえるかもしれないと感じました。
プロジェクトは、ここから始まりました・・・
娘が電車通学するようになってから、頻繁に痴漢に遭うようになり、大変困っていました。最初の1年目は周りに助けを求めることも声を上げることすらも出来ず、泣いて帰ってくるばかりでした。
娘も私も出来る限りの対策を試みました。
①防犯ブザーや、「痴漢です!!」と録音したスピーカー付きのマスコットを持たせたり。(でも電車内で音を発生させる方が勇気が必要。)
②ドア周辺は危ないので車内中ほどの客席前に立つ、または車両を変える(でも場所に関係なく痴漢行為をしてくる人もいる。)
③鉄道警察、地域の警察に相談(一人の犯人にしつこく狙われている場合は同じ車両で見張るなどしてくれるそうですが、それには該当せず。)
④JR東日本に、朝のラッシュ時や終電時間帯以外の、学生や会社員の帰宅時間帯にも女性専用車を運行してほしいと要望。(「現在のところ、その予定はありません。」とのお返事)
2年目、小柄で痩せっぽちでおとなしそうな娘は相変わらず被害に遭っていましたが、「やめてください!!」と声を出せるようになりました。
「やっていないよ!」と逆切れして逃げる人、お金で方を付けようとする人、見て見ぬ振りする人々。
そんな時、埼玉県警が痴漢防止シールを配布しているというニュースが。犯人の手を掴むと赤いインクの×印を付けることができるシール。
「でも間違えて、やっていない人の手を掴むのが怖い。」という娘。
最終的に私たちが辿り着いたのが、写真のカードです。ネットからフリーイラストをお借りし、私が作りました。通学カバンのショルダーストラップの背中側に付けています。
最初の頃は「あの〜、いたずらで何か付けられてますよ。」と声を掛けてくれる人や、「痴漢する方も相手を選ぶよな。」と背後でふざける心無い男子高生達がいましたが、「痴漢されるより何十倍もマシ!!」と言って娘は付け続けています。
さまざまな痴漢対策がありますが、女性にとって苦痛をともなうものが多いのが実情です。痴漢を避けるために車内の立ち位置や車両を、さらに路線を変えても痴漢はどこにでもいます。
バッジをつけるだけで痴漢にあいません
このバッジをつけるようになってから、
たか子さんは、痴漢にあわなくなりました!
駅のポスターには「痴漢にあったら、勇気をだして、声だして」と標語が書いてあります。
痴漢被害に悩んでいる女性の中には、
「それが難しいの・・・!!」
と思う方も多いのではないでしょうか?
混雑する電車の中では、周囲の人と距離を保てないのは、お互い仕方がありません。
多少、カバンや持ち物が当たったり、体が密着するのも仕方がないんです。
それがわかっているから、
何か、イヤな当たり方しているな、、、と思ったときにも
「たまたま当たっているだけかな。それとも……」
と考えてしまい、声をあげるタイミングを逃してしまいます。
そうこうしているうちに、
女性が逡巡しているのをどう解釈したのか、
たまたま当たっていたように考えていた手がモゾモゾと動きだして
痴漢!!
と判明。
ここで毅然とした態度をとれる女性もいれば、
驚いて固まってしまう女性もいます。
怖くて、声が出せない。
恥ずかしくて、身がすくんでしまう。
そういう女性もいるのです。
そして、多くの痴漢は、泣き寝入りしそうな大人しいタイプを選んでいるそうです。
痴漢されたときに、勇気をもって声を出すのは大切なことです。
だけど、私たち女性は、そもそも痴漢にあいたくないのです!
痴漢にあってから、抗議をするのではなく、痴漢にあいたくない。
そんな女性のシンプルな願いを叶えてくれるのが、Stop痴漢バッジです。
Stop痴漢バッジの使い方
イラストのように、背後に立った人からよく見えるように、Stop痴漢バッジをつけてください。
「泣き寝入りしません!」と宣言しているのが目に入れば、
出来心をおこしかけた人も、理性を取り戻して、あなたに痴漢行為をするのを止めるでしょう。
Stop痴漢バッジは、クリップ式なので着脱が容易です。
ホームでバックのストラップにつけてから、乗車しましょう。
あなたが安心して電車に乗車できますように!
赤羽警察署を訪ねました。
★生活安全課 担当者にプロジェクトの説明。
丁寧に対応してくれました。
★道路使用許可申請
配布日時 10月29日(木)15:00〜19:00
場所 JR赤羽駅西口広場
そもそもなぜJR赤羽駅で缶バッジを配布しようと考えたのかと言いますと、赤羽は東京の北の端にあり荒川を越えればすぐ埼玉県で、あまり注目されるような土地柄でもありません。しかし赤羽駅は埼京線・湘南新宿ライン&上野東京ライン(高崎線&宇都宮線)・京浜東北線の乗換駅となっており、東京・神奈川・埼玉・千葉と、どの方向にも向かうことができる大変便利な駅なのです。
★赤羽警察署 生活安全課に電話。
赤羽駅構内の配布は許可されずと伝えたところ、赤羽警察署を訪ねる際に、生活安全課で缶バッジプロジェクトの説明のあと、道路使用許可申請して帰れるようにと、交通規制係に電話を回してくれました。
★交通規制係より、道路使用許可申請の説明。
① 許可には平日で3日かかるため、土日祝日を含まぬ3日前に申請すること。
② 目的はチラシ配布となる。
③ 手数料は2100円。駅の西口と東口の両方で配布したい場合は4200円。
④ 西口、東口、共に配布できる場所が定められている。
⑤ 手数料の受け取りがあることや、午後の遅い時間帯は業者さんで混むため、8:30〜午後もなるべく早めに手続き。
⑥ 配布時の簡単な見取り図、印鑑持参。
以上のお話から、10月19日(月)の午前中に赤羽警察署を訪ねることにしました。
本来なら電話で事前に問い合わせるべきですが、現在JRは各駅の電話番号は一切公表していません。というわけで、直接駅事務所を訪ねました。
結果:駅構内での配布などは基本的に許可せず。
対応してくれた方は、個人で痴漢防止活動をしていることに驚いて少し警戒しているようでした。チラシ等の配布については基本的にどの団体にも許可していないとのことでしたが、JRの広報で話を聞いてくれるかもと問い合わせてくれました(やはり無理でしたが)。
赤羽警察署には連絡済みで、駅出口広場で道路使用許可をもらって配布します。」と伝えると、怪しい人間ではないと思ってくれたのか、缶バッジとリーフレットを受け取ってくれました。
赤羽警察署生活安全課にプロジェクトの説明に伺えるか電話で問い合わせました。
丁寧に対応してくれました。
「平日ならいつでも大丈夫ですが、先にJR赤羽駅に行って、駅構内での配布が可能かどうか聞いてからにしてください。もし駄目なら外での配布となり道路使用許可が必要になるので、手続きで二度手間になりますので。」
と親切にアドバイスしてくれました。警視庁HPに鉄道警察と痴漢に関するページがあり、お問い合わせ先である警視庁 生活安全総務課 生活安全対策第二係…
にプロジェクトの説明や、痴漢件数の統計などを聞くことができればと電話してみました。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/…/no1/koramu/koramu3.htm
結果:担当者がいなくて代理の方と話しました。
① 痴漢件数の統計はない。検挙できるのは非常に少ないと思われる。
② どこの路線が多いかなどの統計もない。
③ 警察の対策としては、混雑時に全ての車両というわけにはいかないが、パトロールはしている。
④ 「プロジェクトについてお話に伺うことはできるか」との問いには、まず地元の警察署で話してほしい。そこから必要であれば、警視庁に「こういう案件がありました。」と話が上がってくることもある。
とのことでした。
以前、被害相談で問い合わせた際も、鉄道警察ではなく「地元の警察署に相談してください」という返答でした。被害件数の統計がないというのは疑問です。外部の個人には伝えられないという事でしょうか?クラウドファンディングで、Stop痴漢バッジのデザインコンテストを開催いたします。
クラウドファンディングは、FAAVO東京23で実施いたします。
デザインの公募は、クラウドワークスで、クラウドファンディングと同時進行で行います。
準備ができしだい、ご案内いたします。
応援、よろしくお願いいたします。クラウドファンディングで、Stop痴漢バッジのデザインコンテストを開催いたします。
クラウドファンディングは、FAAVO東京23で実施いたします。
デザインの公募は、クラウドワークスで、クラウドファンディングと同時進行で行います。
準備ができしだい、ご案内いたします。
応援、よろしくお願いいたします。今日は板橋警察署に缶バッジのサンプルを持って挨拶に行ってきました。生活安全課の刑事さんたちにプロジェクトの話を聞いていただきました。