痴漢対策ができる缶バッジで痴漢を未然に防ぎ、子どもを性暴力から守る社会を実現!
  1. 活動日誌
 

活動日誌

当センターの活動を伝えてゆきます。
2016/01/25

クラウドファンディングにご支援いただいた方の投票により、製品化するバッジ1〜3位を決定いたしました。

特別審査員賞は、女子高校生136人にアンケートを実施し、意見も参照した上で、特別審査員の浅倉ユキ先生とたか子さんに選んでいただきました。


2016/01/06

Stop痴漢バッジプロジェクト代表の松永です。

昨年は、本プロジェクトにご支援と温かいメッセージをありがとうございました。

 

新年を迎えて、クラウドファンディングも残すところ1ヶ月。

みんなで無料配布イベントを行うために、300%達成を目指して頑張ります。

 

痴漢抑止バッジ考案者のたか子さんが、新学期からも明るく元気で登校できるようにと、

冬休みの間に、支援者の方々が色紙にメッセージをくださいました。

 

あなたが笑顔でいられるように! 応援し隊 にご参加くださった皆様。

心のこもったメッセージをありがとうございました。

 

今、私達は、下記のことにチャレンジしています。

1)一般社団法人 痴漢抑止活動センター 設立

プロジェクトを一過性にせず、痴漢抑止バッジを社会に普及させるために、社団法人を設立します。

2)商標登録

Amazonで痴漢抑止バッジを販売している企業があります。

他社に痴漢抑止バッジの商標を押さえられ、私達の活動に制限が生じてしまうと困るので、商標を取れるか専門家に相談中です。

3)女子高校生に痴漢抑止バッジ無料配布イベント実施

コンテストのデザインに対し、女子高校生のアンケートを実施します。協力してくれた方達に、現デザインのバッジを無料プレゼント!

1月12日に東京・JR巣鴨駅で開催予定です。

 

今年も、自分たちにできることをひとつずつひとつずつ積み重ねて参ります。

 

皆様にも、FacebookやTwitter,ブログなどで

本活動のシェア拡散にご協力いただけますようお願いいたします。

2015/12/24

「Stop痴漢バッジプロジェクト」は

メディアで取り上げていただいたおかげで、

クラウドファンディングの当初の目標金額は、

6日間で達成しました!

 

多くの方からのご支援と応援に感謝しています。

 

サイトへのメッセージや、Twitterの反応を見ても、

・今、痴漢被害にあって困っている方、

・電車通学をする子どもを心配する保護者、

・過去の痴漢被害体験がトラウマになっている方、

・痴漢冤罪被害がいつ我が身に降りかかるかと怯える男性、

 

・・・誰にとっても、痴漢問題は他人事ではすませられないのだと、改めて感じています。

だから、多くの方が共感し、ご支援くださったのでしょう。

 

私達は、支援額が300%(150万円)達成したら、

駅前で痴漢抑止バッジの無料配布イベントを開催する予定です。

 

そして、‪‎痴漢抑止バッジ‬ が

一時の話題で終わってしまわないように、

必要とする方の元へ届けられる仕組みを作りたいと考えています。

 

そのためにも、多くの方にこのプロジェクトを知っていただき、

共感してくださる方から、ご支援をいただきたいと望んでいます。

 

子ども達が安心に安全に電車に乗れる社会は、大人にとっても、安全で生きやすい社会です。

そのためにできることを、皆さんと一緒にやってゆきたいと考えています。

2015/12/20

2015年11月12日に、埼玉県警鉄道警察隊に行ってきました!


殿岡万里

娘と私が痴漢と悪戦苦闘していた頃、痴漢抑止シールがメディアに取り上げられて、埼玉県警鉄道警察隊の痴漢犯罪に対する積極的な取り組みを知りました。

それまでは孤立無援の心細さを感じていましたが、痴漢被害者に対して「こういう工夫をして被害にあわないように気をつけてね」だけではない、一歩も二歩も踏み込んだ対策に勇気をもらっていました。

でも埼玉県民ではない私達、被害者の事よりも冤罪懸念を大きく報道するメディア…。喉から手が出るほど欲しいシールでしたが、躊躇している間に娘が痴漢を捕まえ、バッジ制作の流れになり、ひとまず痴漢問題から解放されたのでした。

それでも埼玉県警は私達の心の中で、最後の砦であり続けました。今回、NHKの番組のお陰でご縁が繋がり、訪ねることが叶いました。

埼玉県警が痴漢問題に積極的に取り組む理由

 埼玉県警鉄道警察隊の隊長(女性)・副隊長(男性)はともに警察署などで犯罪として痴漢を扱ったことはありましたが、鉄道警察に赴任して改めて、この地域の鉄道路線に痴漢が多発していたことや痴漢犯罪の深刻さを知り、問題解決に取り組むことにしたそうです。

 

あのシールの目的は痴漢を抑止すること

 

もともとこの痴漢抑止シールは東海大学のゼミで女子大生が原案を考え、それを神奈川県の印刷組合が制作し、キオスクで販売していました。ところがスポーツ新聞で「冤罪を助長する」と取り上げられ、販売を自粛したようです。そのため被害者が入手しづらくなってしまったのです。

埼玉県警はその話を知り、キャンペーンの一環として取り入れました。しかしこのシールは痴漢冤罪被害を懸念する人々から批判を受けました。痴漢問題に積極的に取り組んでいるゆえに埼玉県警は様々な反響を受けています。でも被害にあって苦しむ人がいる以上、痴漢問題を放置するわけにはいかない。その信念で現在も真剣に対策を考えています。 

そもそも痴漢抑止シールの使用方法が間違って理解されているのが、冤罪云々とメディアやネット上で議論が起きた原因ではないかと私は思っています。

このシールの最大の目的は、私達のバッジと同じで、「このシールを見せることにより、痴漢にやる気を失わせる」という抑止効果だからです。もしも狙っている女性のスマホにシールが貼ってあったら、痴漢行為の証拠が残されると思ったら、それでも犯人は行為に及ぶでしょうか。このシールのインク部分を犯人の手に押し付けるのは、それでも行為に及んだ犯人を確保するための最終手段なのです。

埼玉県警では被害者の要望によりこのシールを配付していますが、その際にも利用者に正しい使用方法を説明し、冤罪被害を生まないように配慮しています。これまでに警察や公的組織で約7000枚を配付しましたが、実際にインク部分を使用した事例はなく、この痴漢抑止シールを目につくように貼っているだけで、痴漢に対する抑止効果があると考えられます。

まだまだある埼玉県警の痴漢対策

① 埼玉県警は鉄道会社・駅ビルなど商業施設・高校などと連携して埼玉県鉄道痴漢犯罪防止連絡協議会を組織し、痴漢犯罪を防ぐための横のつながりを作っています。

 

② 県警が高校に出張し、痴漢行為を防ぐ方法や、被害の対処方法を伝えています。そのためのマニュアルもあり、女子高用、共学用と2種類用意され、被害者となりやすい女生徒だけでなく、男子生徒にもどう守り対処するかを説明しています。本当に素晴らしい取り組みだと思います。

 

③ 毎年6月と10月には痴漢防止キャンペーンを実施し、高校生による痴漢防止ポスターのコンテストを開催。受賞したポスターはティッシュの裏に印刷して配布しています。

 

啓発活動など様々な取り組みにより、埼玉県は全域で痴漢に対する防犯意識が高いと感じました。


痴漢問題と冤罪被害問題について

「痴漢はひどい犯罪で、学校に行けなくなってしまい人生が変わってしまうこともある。社会が「痴漢は重罪だ」と理解しなければならない。」と副隊長がお話しされたように、痴漢犯罪は、その被害の深刻さと社会の認識がかけ離れていると私も感じています。それはなぜでしょうか?

 副隊長のお話では、

① 痴漢冤罪被害は確かに問題なのだが、痴漢被害の実態が社会に認知されていないのが、問題を複雑化させている。

② 痴漢被害者は泣き寝入りすることが多いため、表に出てこない。

③ 被害者に「どうして言わないのか?」をヒアリングした結果、

●痴漢がいるのは普通の事だから、騒ぎ立てたり訴えたりするのは普通じゃない。恥ずかしい。

●我慢するべきだ。

そんな風に思い込んでいる女性が多いことがわかった。

 

 「周りの大人が「痴漢くらい」といった態度や言動を重ねてきた結果、そうした風潮をつくりだしています。「痴漢行為を許さない」という風に社会の意識を変えていかないといけない。」と語られ、その信念が、埼玉県警鉄道警察隊の積極的な姿勢につながっているのだと思いました。


私達の痴漢抑止バッジについて

 NHKの取材により、私達の痴漢抑止バッジについてのコメントを求められ、鉄道警察隊の皆さんで意見を交わしてくださったそうです。

 ○抑止力があるのだろう。

 ○被害者が作ったので、効果があるだろう。

 ○冤罪を生まないのが良いアイデアだ。

という意見が出たそうで、日々痴漢問題に向き合っている警察の方からこのようなコメントが頂けるのは大変心強いものです。

 

 また、高校生の痴漢防止ポスターコンテストの表彰式の際、先生が「痴漢抑止バッジはいいアイデアですね。」とコメントされていたことも教えてくれました。

 

痴漢抑止バッジも、埼玉県警の痴漢抑止シールと同様に抑止効果を目的としていますが、着用していても被害にあってしまった時の対策が必要であると考えています。それはシールの場合インクなのですが、私達のバッジにはそれがありません。

痴漢抑止バッジをつけるということは、「痴漢に泣き寝入りしない!」という覚悟を持つことでもあるのですが、新入生が通学に慣れないうちなどは、被害にあうと体が固まってしまい声も出ないことがあります。その被害を食い止めるため、心の拠り所となる防犯グッズとの併用を勧めたいと思い、バッジを新入生に配布する際に一緒に配布できるよう、痴漢対策マニュアルを作成しようと考えています。


今回、埼玉県警鉄道警察隊のお話を伺い、私達のこれからの活動の指針となるアドバイスをたくさんいただきました。心から感謝し、更にプロジェクトを進めていきます!



2015/12/17

【ご支援ください】

「性暴力を許さない女の会」の方々とお会いしました。

25年間に渡る活動の一端を伺いました。



「性暴力を許さない女の会」は、

1988年に起きた「地下鉄御堂筋事件」がきっかけで、

25年間に性犯罪に対して、女性の視点から問題提起を続けていらっしゃる団体です。

 

地下鉄御堂筋事件とは、

電車内で痴漢被害にあっている女性を助け、

痴漢加害者の男性2人組に注意したA子さんが、

犯人に逆恨みされ、レイプされた事件です。

 

私は、今回、会の代表者からコンタクトをいただき、

この事件をインターネットで検索して知りました。

 

本日、お会いして団体が出版した

・女が視た「地下鉄御堂筋事件」資料(1990年刊)

・痴漢のいない電車に乗りたい!(1995年刊)

の寄贈をうけました。

 

まだ、パラパラと眺めただけですが、

25年前に世の中が、鉄道会社が、

痴漢問題をどのように扱っていたのかを知ることができる貴重な資料です。

 

鉄道各社が貼りだしている

「痴漢は犯罪です」のポスターを見るたびに、

私は思っていました。

 

「は? なに当たり前のこと言っているの?」

「痴漢を犯罪だと知らない人なんて、いないでしょ」

「犯罪だと分かって繰り返す加害者が、このポスターで痴漢を止めると思っているの?」

 

と、鉄道会社の意識に疑問を感じていました。

 

今日、お話を伺って、

25年前には、そのポスターすらなかったことを資料で知りました。

鉄道会社に痴漢対策を申し入れをしても、

痴漢という単語を使うことすらNGとされていたのです。

 

“いやがらせや迷惑行為はやめましょう”という文言が精一杯。

 

今のように「痴漢は犯罪」と明言できるようになったのは、

これまで活動されてきた方々の努力の賜物です。

 

貴重な資料のご提供に感謝いたします。

 

25年間に渡り、真摯に活動を続けてきた方々がいらっしゃるにも関わらず、

今も痴漢被害にあっている女性が大勢いる……

 

それが現実です。

もっともっと、多くの声を集め、1人1人が痴漢問題について考え、

解決に向けて行動する風潮を作らない限り、

痴漢被害はなくならないのだと思いました。

 

 

会の方々は、

・女子高校生が痴漢抑止バッジを考案したこと

・バッジをつけたら痴漢にあわなくなったこと

に驚いていらっしゃいました。

 

痴漢抑止バッジを普及させるために、

クラウドファンディングを活用するアイデアも

世の中に活動を広げる試みとして、評価をいただきました。

 

長く活動していらした方達から、

エールをいただき、心強いです。ありがとうございます。

 

痴漢にあっているのは、

昔も今も、女子中・高校生、大学生、若いOLさんです。

 

特に、4月。

進学や新入社で、電車通学を始めたばかりの時に、

不慣れな満員電車で、痴漢被害にあうケースが多いようです。

 

私達は、新入学・新入社をする方々に、

痴漢抑止バッジを届けるために、

今、クラウドファンディングでご支援を募っています。

 

痴漢問題解決に共感してくださる方は、

ぜひ、下記サイトより、ご支援をください。
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 痴漢抑止活動センター 

電話番号:06-7898-7808

受付時間:10:00〜17:00

定休日 : 土・日・祝

所在地 : 大阪市城東区関目5-13-15‐305 

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